ワンポイント No.22 : 陽母音・陰母音・変則のコツ


   陽母音(
아/오)      がつく 
   陰母音(
아/오以外)  がつく 
   
하다の場合        がつく

  パターンⅢ(
)の文法説明で、上記のような説明をしています(一般的な教科書も
 上記のように書いていることが多い)が、上記でおよそはカバー出来るのですが、厳密には
 当てはまらない時もあるので、以下詳細説明をします。

  1) 여変則
   
하다の場合は、普通に考えると陽母音の「」だから、本来なら「」がつく所ですが、
  
하다の場合だけ「変則」するので、うしろに「」がつきます。
  
 よく出てくるパターンなので変則というより、하다하여)になると覚えた方が早
   いようです。

  2) 陽母音と陰母音について
   もともと、ハングルの成り立ちとして、天地人・陰陽説の考え方から来ていると
  言われています。

          
       ㅡ     
          天       地      人

   天(太陽)が、上や右に来ると陽で、下や左に来ると陰になる。

    「
ㅣ・」   →  「
 
    昔は「天」をこのように書いていたようですが、途中で「
」で現し、最終的には
   現在のように繋がったようです。   (上記は、
の例)


  以上を踏まえて母音を厳密に陰陽に分けると 

    陽母音  
ㅏ ㅗ ㅑ () 、()(←の複合母音)
    陰母音  
ㅡ ㅜ ㅠ ㅓ ㅕ、(中性母音 )、上記陽母音以外の複合母音

  となります。

   しかし、単語のほとんどは「
」「」で、「」「」の単語は存在しないので考えなくて
  よいです。 ただし「
」だけは少しですが存在するので覚えておく必要があります。 

     例)  
얕다    얇다      약다
         浅い  (厚さが)薄い  抜け目がない、要領がいい

     
の活用例) (陽母音なのでがつく)
         
이 바다는 얕아요.     この海は浅いです。 
         
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            [
얄바서 펼리함니다

  
結論:陽母音は「
ㅏ ㅗ ㅑ」の3つで、それ以外は陰母音と覚えるのが良いと思われます


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